富士五湖 山梨県

精進湖カヤック体験記|子抱き富士と紅葉の絶景ワンドを巡る

富士五湖カヤック旅4湖目。

今回は富士五湖の中で最も小さい湖「精進湖」を持込みカヤックで巡ってきました。

精進湖地図
精進湖地図

精進湖といえば、富士山の絶景スポットとして知られる湖です。

手前の大室山が子どものように見えることから「子抱き富士」と呼ばれ、他の富士五湖とは少し違った富士山の姿を見ることができます。

さらに、湖面が穏やかな日には逆さ富士も楽しめる人気の撮影スポットです。

今回は紅葉が見頃を迎えた11月中旬に訪れ、湖上からしか見られないワンドの絶景を楽しんできました。

精進湖から見える富士山
精進湖から見える富士山

動画で見る精進湖カヤック


精進湖他手合浜へ到着

11月14日。

富士五湖4日目の朝です。

他手合浜へ向かう途中、左手に精進湖が見えてきました。

湖畔には小さな展望スペースがあり、すでに数台の車が停まっています。

後ほどカヤックで向かう予定の場所です。

地図では右手に他手合浜駐車場がありますが、その手前に湖岸へ下りる道があります。

案内看板が目立たないため、私は最初通り過ぎてしまいました。

湖岸まで下りると、正面には富士山。

朝から素晴らしい景色が広がっています。

午前8時、他手合浜駐車場へ到着しました。

車は浜の近くまで入ることができるため、カヤックの積み下ろしがとても楽です。

公衆トイレも整備されており、持込みカヤックやSUP利用者にはありがたい環境でした。


精進湖名物「子抱き富士」

出艇前にまず目を奪われるのが正面の富士山です。

精進湖から見る富士山は、手前にある大室山が子どものように見えることから「子抱き富士」と呼ばれています。

富士五湖の中でも独特の景観で、多くの写真愛好家が訪れる理由の一つです。

この日は快晴。

ただし少し風があり、湖面には細かなさざ波が立っていました。

残念ながら期待していた逆さ富士を見ることはできませんでしたが、それでも十分すぎるほど美しい景色です。

精進湖から見える逆さ富士

精進湖左側ワンドへ

精進湖の特徴は、中央部から左右に枝分かれするような独特の湖岸線です。

今回は左右に広がるワンドを巡るコースを取ることにしました。

準備を終え、午前9時前に出艇。

岸辺の浅瀬には水草が広がっています。

秋も深まり、茶色く色づいた水草が湖底を覆う様子を見ることができました。

水の透明度が高く、湖底までよく見えます。

まずは展望台のある左側のワンドへ向かいます。

湖幅はおよそ90メートルほど。

両岸が近く感じられ、まるで渓谷を進んでいるような感覚です。

荒々しい岩肌と鮮やかな紅葉。

そして抜けるような青空。

精進湖らしい景色が続きます。

約1.4km進むとワンドの最奥部へ到着。

カヌーポートらしき施設があり、数艇のボートが係留されていました。

ここまで来ると富士山は見えなくなるため、ここで折り返します。

湖岸にはロープが張られ、近づくとゴツゴツした岩肌がむき出しになっていました。

富士山の噴火によって形成された溶岩地形を感じられる場所です。

カヤック出艇
カヤック出艇
左ワンド方面
左ワンド方面
晴天の紅葉と岩壁
晴天の紅葉と岩壁

精進湖最大の見どころ 右側ワンド

続いて浜から見て右側のワンドへ向かいます。

こちらは精進湖の中でも特に印象的な場所でした。

正面には富士山。

そして湖面は驚くほど静かです。

左右から荒々しい岩壁が迫り、狭い場所では幅10メートルほどしかありません。

まるで秘境の水路を進んでいるようです。

狭い空間の正面には富士山。

振り返っても誰もいません。

静寂と絶景を独り占めしているような贅沢な時間です。

ここが本当に富士五湖の一つなのかと思うほど。

湖上からここまで漕いできた人だけが見ることのできる景色が広がっています。

水は驚くほど透明で、足元には湖底が見えています。

さらに目を引くのが湖岸の溶岩地形です。

富士山の噴火が残した黒い溶岩の岸壁。

その上を赤や黄色の紅葉が鮮やかに彩ります。

まさに自然が創り上げた芸術作品でした。

ワンドを出ると湖面の雰囲気は一変。

先ほどまでの静寂がまるで別世界だったかのようです。

右側ワンドから見る富士山
右側ワンドから見る富士山
水路のように狭い空間
水路のように狭い空間
紅葉と溶岩石
紅葉と溶岩石
右側ワンド最深部
右側ワンド最深部

湖上に並ぶ謎の番号ブイ

出艇地近くまで戻ると、湖上には番号の書かれた大きなブイが一直線に並んでいました。

0から9までの番号が振られており、水上スポーツやイベントなどで利用される目印のようです。

精進湖ならではの少し不思議な光景でした。

湖上に並ぶ謎の番号ブイ
湖上に並ぶ謎の番号ブイ

精進湖カヤックの感想

精進湖は富士五湖の中では最も小さい湖です。

そのため、ゆっくり巡っても2時間ほどで湖全体を回ることができます。

しかし実際に漕いでみると、左右に広がるワンドや変化に富んだ湖岸線のおかげで想像以上に楽しめました。

・子抱き富士
・紅葉
・透明度の高い湖水
・溶岩の岸壁
・秘境感のあるワンド

小さな湖に多くの魅力が凝縮されています。

富士五湖で持込みカヤックやSUPを楽しむなら、一度は訪れてみたい湖でした。


精進湖カヤック基本情報

出艇場所

他手合浜

〒401-0336 山梨県南都留郡富士河口湖町精進

駐車場

あり(浜の近くまで車で進入可能)

トイレ

あり

周遊時間

約2時間

おすすめ時期

春・新緑シーズン
秋の紅葉シーズン

おすすめ度

★★★★★


まとめ

精進湖は富士五湖の中で最も小さい湖ですが、その景観の変化は非常に豊かです。

子抱き富士を眺めながらのんびり漕ぎ、狭いワンドへ入ればまるで秘境探検。

さらに紅葉シーズンには溶岩の岸壁と色鮮やかな木々が織りなす絶景も楽しめます。

富士五湖で持込みカヤックを楽しむなら、ぜひ候補に入れてほしい湖です。

次回はいよいよ富士五湖最後の湖、本栖湖へ向かいます。

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