庭の片隅に長年放置されていた古い物置。
固定資産税は毎年取られるのに、雨が降れば水が溜まり、中の自転車やバイクはびしょ濡れ…。
しかも軽量鉄骨造のため解体も簡単ではなく、アスベスト屋根の処分費まで考えると高額になりそう。
「壊すべきか、再利用するか」
悩んだ末に選んだのは、DIYリフォームで物置を蘇らせる方法でした。
今回は築約60年の古い物置を、コストを抑えつつDIYでリフォームした実例をご紹介します。
同じように「古い物置の固定資産税や解体費用に悩んでいる方」に役立つヒントになれば幸いです。

1. 古い物置の問題点
我が家の物置は築約60年。
母屋を新築したときに盛土をした影響で、雨が降ると物置に水が集中し、中はびしょ濡れになっていました。
そのたびに自転車やバイクを移動させるのは大変。
しかもこの物置は軽量鉄骨造で、簡単には壊せません。
屋根材は古いスレートでアスベストの可能性もあり、解体となると高額な処分費がかかります。
それでも固定資産税は毎年かかる…。まさに「踏んだり蹴ったり」の状態でした。
2. DIYリフォームを決断した理由
広さは約12畳。
「壊す」には費用も手間もかかるけれど、「直す」ことで収納スペースとして再利用できるのでは?と考えました。
そこで、業者解体ではなく DIYリフォームで再生 する道を選びました。
3. リフォーム手順
■ 屋根の再利用(塗装)
屋根は古い素材でしたが、しっかりしていたので汚れを落とし塗装。
元々は塗装もしていない状態でしたが、塗装をすることで十分再利用できました。

■ 外壁の撤去と張り替え
錆びてボロボロになった外壁(トタン)はすべて取り外し処分。
新たにガルバリウム鋼板を張り直し、耐久性もアップしました。
■ 柱・梁のサンダー掛けと防錆塗装
錆びだらけだった柱と梁はサンダーで削り落とし、全面を防錆塗装。
これにより構造体を延命させることができました。




■ 土間コンクリートの施工(業者依頼)
床は水が溜まりやすかったため、整地してコンクリートを打設。
金鏝仕上げにしてもらい、丈夫で掃除もしやすい床になりました。


4. Before & After
- Before:錆びだらけ・水浸し・暗い物置
- After:清潔で明るく、収納力のある倉庫に再生


5. まとめ|壊さず再生したことで得られた価値
古い物置を解体すれば、固定資産税はなくなります。
しかし処分費用や手間を考えると「壊さず再利用する」という選択肢も大いにアリ。
今回のDIYリフォームで、
- 固定資産税はそのままでも「収納価値」がアップ
- 解体費用より安く再生できた
- DIYの達成感と愛着が増した
結果的に「壊さず良かった!」と心から思えました。
👉 古い物置に悩んでいる方は、ぜひDIYリフォームも検討してみてください。
追伸:塗装の寿命
上記リフォームから12年経過し、屋根の塗装が剥げてしまいました。前回は高圧洗浄も無くタワシと水洗いで下塗り材も塗らず、トップコートのみでしたので、結構剥げてきました。2階から見るとこのような状態で気になります。
今回は今まで以上に長持ちするようにしたい。






長持ちさせるために
今回のプロジェクトでは、前回の教訓から高圧洗浄機を用意し、屋根を徹底的に清掃しました。また、下塗り材の選定にも時間をかけ、耐久性を確保しました。






塗装作業
下塗りが完了した後、塗装作業に取り掛かりました。慎重に塗り、美しい仕上がりを目指しました。



僅かな手入れで寿命が延びる
DIYリフォームの結果、物置は再び美しい姿に生まれ変わりました。屋根の塗装は劣化から回復し、耐久性も向上しました。
DIYリフォームプロジェクトは手間と努力が必要ですが、その成果は大きいです。物置の新たなリノベーションプロジェクトから学んだことは、丁寧な準備と作業が美しい結果を生むことです。次回のDIYプロジェクトに向けて、新たな挑戦に取り組むことが楽しみです。




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