余りものを活用して快適な車中泊仕様に改装
プリウスを車中泊仕様にDIY改装しました。材料はほとんど自宅にあった余りものを活用し、できるだけコストを抑えながら、快適な寝床と収納スペースを確保しました。


プリウスのラゲージスペースの特徴
私のプリウスのラゲージスペースには約8cmの段差があり、さらに後部座席の背面にも8cmほどの傾斜があります。以前乗っていたプリウスはフラットに近かったため、この段差を解消しながら収納スペースとしても有効活用することが今回のDIYのポイントです。


ジョイントマットや折りたたみマットで埋める方法も考えましたが、コストや使い勝手を考えた結果、自作の収納ボックスと床板を組み合わせる方法を選びました。


DIYの設計と寸法
設計にあたり、まずはラゲージスペースの寸法を測定し、図面を作成。以下のような仕様で収納ボックスを作成しました。


- 横幅: 84cm(突起を避けたサイズ)
- 奥行: 82.5cm(後部座席を立てた状態で最大限確保)
- 収納ボックス:
- 45cm×45cmの箱2つ
- 42cm×38cmの箱2つ
- 高さ: 15cm(フローリング材を敷くとフラットになる)
- フローリング材: 幅45.5cm×長さ182cmを半分にカットして使用
これにより、91cm×91cmのフラットスペースが完成。床材の沈みもなく、しっかりしたベッドスペースになりました。


収納力と実用性





収納ボックスの中には、以下のようなアイテムを収納可能です。
- トイレットペーパー12個
- ティッシュペーパー7箱
- ガスコンロとガスボンベ3本
- 寝袋
- ノートパソコン
- 炊飯器や電気ケトル
また、ボックスの配置を工夫することで、後部座席を常時使用できるようにしました。
折りたたみ式テーブルの作成
車内で食事やPC作業をするために、折りたたみ式のテーブルもDIYで作成。






- ベース: 2段ベッドの手すりを再利用
- 脚: コンソールボックスの上に乗せる形で安定させる
- 固定方法: 90度で止まる丁番が見つからなかったため、アルミプレートで補強
- 天板: 30cm幅の棚板とフローリング材を組み合わせ、高さ: 51cm(ちょうどいい作業台の高さ)
低コストで完成!
もし材料を新たに購入すると約60,000円かかる計算でしたが、
今回新たに購入したのは丁番1組とアルミプレート2枚のみ。総コストはわずか754円でした。






まとめ



今回のDIYでプリウスの段差を活かしながら、
- フラットな寝床を確保
- 大容量の収納スペースを確保
- 使い勝手の良い折りたたみテーブルを設置
- 低コストで車中泊仕様に改装
することができました。
この仕様で日本一周を計画中です。基本はキャンプ泊ですが、天候が悪い時などはこの車中泊スペースを活用する予定です。